503「忍者はドロンと消える、隠形の術、うずら隠れ、夕暮れに屋敷に侵入、石になる、観音隠れ、霧隠れ」についてのテーマで、男女の学生や市民らが話し合うセリフです
老人: 「忍者はさまざまな遁走術を駆使して、敵から逃れることができました。その中でも、『鶉隠れ』は、手足を屈め、首を引っ込め、掩蔽物の側でじっと動かず、寒夜に霜の音を聞くごとく、息を殺して敵を欺く技術です。」
若者: 「『鶉隠れ』は、うずらの習性にたとえた隠遁術なんですね。狡猾な忍者たちは、この技術を使って敵を出し抜いたのでしょう。」
女性: 「他にも『狐隠れ』や『狸隠れ』など、動物の行動を参考にした遁走術があったそうです。忍者たちは、自然界の知恵を活かして逃げ切っていたのですね。」
男性: 「忍者の遁走術は、彼らの生存と任務遂行に欠かせないものでした。『木の葉隠れ』や『観音隠れ』など、さまざまな技術を駆使していたことが伝えられています。」
Elderly Person: “Ninjas employed various escape techniques to elude their pursuers. Among them, ‘鶉隠れ’ (uzuragakure) involved bending limbs, retracting the neck, remaining motionless near cover, and holding their breath as if listening to the frosty sounds of a cold night to deceive their enemies.”
Youngster: “So ‘鶉隠れ’ is a technique inspired by the quail’s behavior. Clever ninjas used this skill to outwit their foes.”
Woman: “There were other techniques like ‘狐隠れ’ (kitsunegakure) and ‘狸隠れ’ (tanukigakure), which drew inspiration from animal behavior. Ninjas truly harnessed the wisdom of nature to escape.”
Man: “Ninja escape techniques were essential for their survival and mission success. Techniques like ‘木の葉隠れ’ (konohagakure) and ‘観音隠れ’ (kannongakure) demonstrate their resourcefulness.”
#1 「開器」と「壊器」
外国人修行者:手裏剣にもなったカスガイは、戸をはずして忍び込む「開器」や、敵陣を破壊する「壊器」にも使われましたね。
サムライ雷蔵:大カスガイなら、高所に引っ掛けて木に登ったり、石垣の隙間に差し込んで登ったりする「登器」にもなったべ。
忍道の月:木と木を組み、カスガイを打ち付け、紐でくくってイカダをつくりました。
くノ一:イカダに乗って、川を下ったり水掘を渡ったりもしたわ。
#2 心を空っぽにすると、重要なことに気づく
iganinja:オイラは何か問題があると、意識的に思考するね。
一体意識って何だろうね。
忍道の月:意識とは,心が知覚しているときの状態です。
隠密剣士:物事や状態に気づくことや、気にかけることは、意識によるものですね。
くノ一:意識することは,主体的な気づきの感覚なのよね。
隠密剣士:それまで気にとめていなかったことに、なにげなく注意が向くことがありますね。
サムライ雷蔵:心を空っぽにしたとき、重要なことにふと気づくことがあるよなぁ。
忍道の月:気がづいたときは、何か状況を把握したり、過去のことを反省したりします。
#3 気のエネルギーはモノの素
iganinja:宮本武蔵みたいな剣の達人は、後ろから敵が来ても殺気を感じるよ。
サムライ雷蔵:肌で人影を感ずるんだよなぁ。
くノ一:さっきいった殺気の気ってなにかしら?
忍道の月:気は波です。
サムライ雷蔵:波は何かになる前は、あいまいなエネルギーの状態なんだよなぁ。
隠密剣士:波は、モノにも変換されるエネルギーですね。
忍道の月:気のエネルギーはモノの素です。
#4 人間は社会の変化に応じて気構えの氣を適合させよう
iganinja:蒸気機関車からでる蒸気は白いね。
くノ一:水は過熱蒸気になれば見えないわ。
サムライ雷蔵:液化して戻ったものは、水として見えるうよなぁ。
iganinja:水は温度が低温になったり高温になったりすると、氷や蒸気になって化けるね。
外国人修行者:水の構造が変わると、形や状態が変わるんですね。
サムライ雷蔵:水が環境の変化に応じて変わるように、人間も社会の変化に応じて気構えの氣を適合させるんだよな。
時代に変化は急激なので、ボクらも時代のトレンドに遅れないように日々研さんすべきですね。
壁に忍者ниндзяの耳あり~
「忍び込むとき、忍者はひっそり歩くべ」
「忍者は素早く情報を奪って逃げんよね」
「忍者が速足で歩くときは、一日200kmほど走ることもあるずら」
「全国を速足で行脚した松尾芭蕉は忍者だったの?」
穴埋めの忍術・忍者クイズ~
忍者は大食をせず、酒を飲まず、情慾の念を離れた。衣類を沢山著ないで、山住いをした。断食に慣れる、湯水を飲まず、そして、(堪へる)ことを修行した。
隠形術とはなにか?>草叢に隠れたり(木の葉隠れ)、物陰に隠れる(観音隠れ)石に擬態する(ウズラ隠れ)などの術をいう。
狐走とはなにか?>たって歩けないところをつま先を立てた四つんばいで歩くこと。
503
忍者は、恐るべきものを恐れない、物を見て恐るべきことも恐れない。同時に、何事に臨んでも( )ことだ。心を静め膽を練つて修行した。
忍者は飛び降りる練習、水中を潜る練習、歩き方の練習も大事だが、( )を取り除くことで、謀計を深くし、その機に臨んで速やかに侵入することができる。
深草兎歩とはなにか?